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みなさまへ

今日はファンのみなさまにお伝えしたいことがあります。

近しい人たちにはすでにお知らせしましたが、公式に発表するべきかどうか悩みました。今からお話しする内容は、残念ながら、おそらくメディアに取り上げられてしまうと思います。でも、公表するときが来たと思っています。

今年の6月に父の病気が判明しました。珍しい種類の血液がんで、病名はMDS(骨髄異形成症候群)です。症状は重篤でした。それ以来必死で悲しみと闘いながら、ひとりでもスケートの練習を頑張ってきました。

治癒が期待できる唯一の治療法は骨髄移植で、生存率は30〜40%です。医師たちは、世界中から適合するドナーを探そうと努力してくれましたが、3ヶ月たっても完全に一致するドナーの方はひとりも見つかりませんでした。この時点で、父の血液がんは急性白血病に移行し入院することになりました。これは、ルーレオで開催された今シーズン初戦の大会が始まる1週間前の出来事でした。

父には兄弟がいないため子供からの移植という結論に達しました。弟は対象年齢に満たないので、私に委ねられました。移植に向けた準備はボルボオープン杯(ラトビア)の1週間前から始まり、まずは健康診断を受け自己採血をしました。この血液は手術後の輸血用です。採血で血球数が173から140まで減ったので体力が落ち、スケートをするとまるで高地トレーニングをしているように感じました。ショートプログラムでさえ滑りきるのがとても辛く、疲労で震えるほどでした。

グランプリシリーズ・モスクワ大会の1週間前には2度目の自己採血をし、血球数は約130になりました。試合に向けて体調を戻そうとしましたが、時間が足りなかったため棄権せざるを得ませんでした。メディアの注目を集めたくなかったのでこのことは公表しませんでした。

その後みんなで話し合い、父の病気について公表することを決めました。先日、造血幹細胞を採取する手術を受けましたが、まだ痛みがあり血球数も減っているので、今はスケートの練習はしていません。このため、スウェーデン選手権も棄権することになりました。この移植手術が愛する父の手助けとなることを願っています。そして、治療がうまくいくよう祈っています。

医師・看護師のみなさん、友人たち、支えてくれたすべての人に感謝しています。私たち家族にとってみなさんは真の英雄です。

アレクサンデル